最後の日
2006年 03月 23日
終業式じゃないのは、学年修了だからですね。
下の子の担任の先生は、今年限りで定年退職なので、教壇に立つのも、ほんとに今日が最後。
保護者で話し合って、子供たちのメッセージと写真を簡単なアルバムに入れ、アートフラワーのブーケを贈りました。
38年間の教員生活を終えるとあって、さすがに感慨ひとしお、こみ上げてくるものを抑えることができなかったご様子。
そう、私たちはたった一年のお付き合いでしたから、私たちが泣かせたんじゃないとは思いますが。
いったい、今までに何人の子供を受け持たれたのでしょうか…?
この先生と比べるべくもありませんが、私も先週今週と、通信添削で担当している子供たちへの、最後のお電話週間でした。
子供一人につき、月1回、15分程度のお電話。それが、20数名。
来年度は、契約更新しないことにしたので、今月が、最後のお電話です。
いろんなお子さんがいました。
よくできる子には、いくつかの共通点がありました。
それはまた、別のときに書くことにして。
このお電話が終われば、もう一生、この子達の声を聞くことはないだろうなぁ…。
名前は知ってても顔を知らないし、どこかですれ違っても、絶対にわからない。
そのうち、私のことだって、忘れちゃうかもしれません。
人生にいくつもある、たくさんの「別れ」のうちのひとつ。
いつか、全部の人にお別れする時がくるということは確実で、わかりきったことなのですが、…
これも、そのいくつか手前を、順番に経験しているだけ、なんですよね。
お互いに。
あの子たちの人生が、豊かで実りあるものでありますように。
…そう、ここで祈ることしか、私にはできません。
事前にはそういうことを考えて、涙目になったりしていたのですが、実際に電話をしていくと、なんだかすっきりといい気分です。
…やっぱり、来月からこのお電話をしなくていい、と思うと、ずいぶん気が楽(笑)
今まで大変だったんだなぁと思います。
よくがんばった>私。
…そして、担任の先生。
今度は「専業主婦」になる、と、みんなの前ではっきりと、おっしゃいました。
「専業主婦」というものに、なってみたいんだ!という気持ちが、ありあり。
ようやく、自分の好きなことにたくさん時間を使える…ということかな。
「明日の卒業式の準備で、今日は忙しいから」とのことで、皆であわただしくお別れをしました。
先生も明日、先生卒業ですね。
おめでとうございます。
そして、…ありがとうございました…♡
by caroline-h
| 2006-03-23 23:43
| 子ども