新しい毎日
2009年 06月 25日
今日は、昔住んでた隣町に用があり、ついでに車にガソリンを入れ、買い物など済ませて、午後帰宅しました。
ちょうど、幼稚園の子供たちの降園時間。
マンションのエレベーターで、年少さんと思しき男の子とお母さんと、一緒になりました。
なぜ年少さんだと思ったかというと…赤ちゃんを大きくしたような仕草だったんだもん。
私が自分の階で先に降りようとすると、「着いた、着いた」と言って、一緒に降りようとする。
「違うのよ、まだ、まだ」
あわてたお母さんに止められて、一瞬いぶかしげな顔した男の子。
男の子「どうして?」
お母さん「え?」
男の子「どうして、○階に住んでるの、この人?」
…ガク。
どうしてって、そりゃあね、あのね、…
お母さん(あわてず騒がず)「他の階にも住んでる人、いっぱいいるのよ」
…エレベーターのドアが、閉まりました。
そうかー。そうやって説明するのか~。
○階に一人取り残された私は、目から鱗が落ちた気分でした。
最初は誰でも、そうなんだよね。
世の中のことなんか、な~んにも、知らないんだよね。
思い出しました。息子が年少さんになったばかりの頃。
車で送り迎えする毎日が始まり、あわただしい時を過ごしていた、入園1か月前後の頃。
いつものように、やっとの思いでチャイルドシートに乗せた息子が発した、この一言。
「今日は、どこ行くの?いせたん?」(にこにこ)
…ガク。
「今日は」じゃないのよ。あなたはもう、毎日幼稚園に通ってるのよ。お願い。分かってー。
あまりのことに登園時、思わず担任の先生に「うちの子が『いせたん?』って言ったんですよ~」と愚痴ったら、先生あわてて、
「○○くん。毎日いせたんじゃなくて、ようちえんにきてね。おねがいね」
…お願いしてどうする。
先生、とっても真剣な顔してたっけ。
いま思い出しても、吹き出したくなります。
そうそう、娘がごく小さい頃、「あたらしい」という言葉を覚えて、嬉しくてたまらなかったんでしょうね。
何にでも「あたらしい」をつけて、しゃべっていました。
「あたらしい、○○」(私の顔を見て、にこにこ)
「あたらしい、××」(ますますにこにこ)
舌足らずの「あーたーらーしい」が、かわいいなー。
「あたらしい、おっき!(=朝起きること)」(最上級のにこにこ)
…!!!
新しい「おっき」なんて、あったんだ…。
いま思い出すと、彼女はそんな文学的な意味で言ったんじゃなくて、
(そういえば大学のフランス文学の先生が、文学的とは夏炉冬扇、意味のないことだと言ってたような気がする)
ただただ、知ってる単語に「あたらしい」をくっつけてみただけなんだろうけど。
でも、毎日が新しいって、本当にすばらしいよね。
死ぬまで「毎日が新しい」って言えるようにしたいです。
ちょうど、幼稚園の子供たちの降園時間。
マンションのエレベーターで、年少さんと思しき男の子とお母さんと、一緒になりました。
なぜ年少さんだと思ったかというと…赤ちゃんを大きくしたような仕草だったんだもん。
私が自分の階で先に降りようとすると、「着いた、着いた」と言って、一緒に降りようとする。
「違うのよ、まだ、まだ」
あわてたお母さんに止められて、一瞬いぶかしげな顔した男の子。
男の子「どうして?」
お母さん「え?」
男の子「どうして、○階に住んでるの、この人?」
…ガク。
どうしてって、そりゃあね、あのね、…
お母さん(あわてず騒がず)「他の階にも住んでる人、いっぱいいるのよ」
…エレベーターのドアが、閉まりました。
そうかー。そうやって説明するのか~。
○階に一人取り残された私は、目から鱗が落ちた気分でした。
最初は誰でも、そうなんだよね。
世の中のことなんか、な~んにも、知らないんだよね。
思い出しました。息子が年少さんになったばかりの頃。
車で送り迎えする毎日が始まり、あわただしい時を過ごしていた、入園1か月前後の頃。
いつものように、やっとの思いでチャイルドシートに乗せた息子が発した、この一言。
「今日は、どこ行くの?いせたん?」(にこにこ)
…ガク。
「今日は」じゃないのよ。あなたはもう、毎日幼稚園に通ってるのよ。お願い。分かってー。
あまりのことに登園時、思わず担任の先生に「うちの子が『いせたん?』って言ったんですよ~」と愚痴ったら、先生あわてて、
「○○くん。毎日いせたんじゃなくて、ようちえんにきてね。おねがいね」
…お願いしてどうする。
先生、とっても真剣な顔してたっけ。
いま思い出しても、吹き出したくなります。
そうそう、娘がごく小さい頃、「あたらしい」という言葉を覚えて、嬉しくてたまらなかったんでしょうね。
何にでも「あたらしい」をつけて、しゃべっていました。
「あたらしい、○○」(私の顔を見て、にこにこ)
「あたらしい、××」(ますますにこにこ)
舌足らずの「あーたーらーしい」が、かわいいなー。
「あたらしい、おっき!(=朝起きること)」(最上級のにこにこ)
…!!!
新しい「おっき」なんて、あったんだ…。
いま思い出すと、彼女はそんな文学的な意味で言ったんじゃなくて、
(そういえば大学のフランス文学の先生が、文学的とは夏炉冬扇、意味のないことだと言ってたような気がする)
ただただ、知ってる単語に「あたらしい」をくっつけてみただけなんだろうけど。
でも、毎日が新しいって、本当にすばらしいよね。
死ぬまで「毎日が新しい」って言えるようにしたいです。
by caroline-h
| 2009-06-25 23:21