娘が年長の時に描いてくれた私(本物より美人、ありがと☆)コーチ&子育て主婦の小さな思い。コメント・トラックバックは承認制です。リンクはご自由に。【コメント欄には"http"を記入できません】


by Caroline-h
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三世代で聴く「イ・ムジチ」の四季

行ってきました!(*^^*)
…つい顔マーク描きたくなっちゃうような、楽しいコンサートでしたよ。

詳細は、こちらの公式ページで。



クラシック好きでなくても、一度は聴いたことがある、そんな曲のひとつが、
この ヴィヴァルディ作曲「四季」 です。

そういえば確か、子どもの頃、特にクラシックおたくでもなかった両親が、「イ・ムジチ」とか「四季」とか、口走ってたのを聴いた記憶があるなぁ。

今回は、こんな注意書きがありました。
※1人でも多くのお子さまに聴いていただきたい為、大人のみの購入はお断りいたします。
※コンサートは約1時間です。
※未就学のお子さまのご入場はお断りいたします。 
…で、当日。

客席真ん中のブロック、前から2列目という、いわゆる「かぶりつき」の席から、はるか後ろを見渡せば…当たり前なんだけど、「親子連れ」だらけ!!!

う~ん。
いわゆる本格的?なクラシックコンサートで、こういう客層は、初めての体験だな~。
と、にんまり。
初めて&いつもと違うことに、つい興奮してしまう、プロモーター(4つのタイプ分け参照)なのでした。

肝心のコンサートはまず、司会の坪井直樹アナウンサー(テレビ朝日)が、客席インタビューするところから始まりました。
(なんで?と思ったけどこの方、あの有名な慶応義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラで、ヴァイオリン弾いていらしたんですね。すごーい)

子どもさん、おばあちゃま双方にインタビューしたところで、こんどは舞台上に上がり、「イ・ムジチ」メンバーの中にも、親子で演奏している人がいます。…と、メンバーのうち3人をご紹介。

創立以来55年間(!)ずーっとコントラバスを弾きつづけているお父さんと、5年前からお母さんに代わってチェンバロを弾いている息子さん。
お父さんがかつてヴァイオリンのメンバーだった、ヴァイオリン奏者の息子さん。
皆さんにこにことして、まるで普通の人みたいです。当たり前か…

演奏が始まって、勤続55年のお父さんの、にもかかわらず真剣な目つき手つきが、強く心に残りました。
音楽事務所のブログにも、楽屋での真剣な写真がアップされていて、思わず涙がこみ上げそうになりました。う~ん。

そう言えば最近、以前にくらべてめっきりプロの演奏を聴く機会が減ってしまっていたせいか、美しい音色と節回しがダイレクトに響いてくる(なんせ「かぶりつき」ですから)今回のような経験は、久しくしていなかったような気がする。

やはり、だてに55年の歴史を誇ってはいなかった。
アンサンブルはすばらしいし、弱音は美しい。
ゆったり弾いたかと思うと、力強く速いテンポの音も出す。
…けれど、あくまでも明るく、軽やかに。
「四季」はヴァイオリンとチェロのソロが大きく目立つのですが、全体のアンサンブルがひとつになって響くところは、やはり「イ・ムジチ」ならではの音だったのでしょうね。
他をよく知らないから、断言はできないけれど。

よく考えたら、弦楽器のプロの方のリサイタルって、あんまり聞いたことなかったかもしれない。
五嶋龍くんと、石坂団十郎くんぐらいかしら。
(…この名前を見て、かわいい男の子ばっかり…って笑うなぁ~!)
ずいぶん昔には、何人かコンチェルトで聞いたことがあるのですが。

そうそう、諏訪内晶子さんがチャイコフスキーコンクールで1位とった直後のリサイタルの、当日引き換えチケット持ってたのに、お客さんがあふれて中に入れなかったんだったわ。

パールマンは、マイスキーと、ああお名前を失念したけれど、ピアノの方とのトリオで、思い出した東急文化村の、熱演する奏者の汗のしぶきを頭から浴びる、最前列のお席でした。
今は亡き、マイスキーファンでアマチュアチェリストだった、会社の上司に誘われて行ったんだった…。

閑話休題。
薄いけど手のかかったプログラムには、「春」~「冬」それぞれ各楽章に、響敏也という方が、解説がわりの詩のようなものを書いてくださっている。
しかも各季節のあとにはちいさく、「注・(拍手は、ここで)」と書いてある。
…こういうのは、初めて見ましたねぇ。
確かにこうすれば、楽章の間で拍手がでる危険がなくなって、安心ですね。すごい!

それに従って(?!)「春」の第3楽章が終わるや否や、最前列の女性が大きな拍手を始めました。
とたんに舞台上のメンバーの表情がぱっと明るく、俄然、気分が盛り上がったのがわかりました。

だからね皆さん、拍手はけちけちしちゃいけませんよ。
演奏者だって、お客さんと同じ人間なんだから、たくさん拍手をもらえば、やっぱりうれしいんです。

アンコールは、コントラバスのお父さんが舞台上から一言、「赤とんぼ!」
とても美しい、凝った編曲でした。
クラシックに詳しくない私(笑)にはよくわからなかったのですが、少し詳しいパパによると、有名な曲のパロディ?と思える部分があったみたいです。
先ほどのブログを見ると、日本ツアーではどこでもこれを演奏しているようですね。

それにしても、「四季」だけ聴くと、今度は他の曲を聴きたくなります。

演奏後。
メンバーの皆さんが、ロビーに整列して、サイン&握手会になりました。
お客さんが殺到して、押すな押すなの大騒ぎ。
なんとか行列らしきものに子どもたちが割り込み(?!)、片っ端からサインと握手をしていただきました。

チェロの方にはパパがすかさず、「この子は、チェロを弾くんです」と英語で言いそえたところ、
「おおー、チェロー!」と息子の手を握り、力強く握手してくださいました。
私も子どもたちに付き添っていたら、なぜかどさくさにまぎれて、どなたかに握手していただいちゃった。
大きくてやわらかいお手手でした…。

そんなこんなで、「はい、もうお時間です!皆さん、ありがとうございました~!」という声とともに、あと4人を残して、握手会はおしまい。
ちょっぴり残念でした。やっぱり、どうせなら皆さんのサインをいただけたらよかったのにね。
もちろん、子どもたちのために、ですよ。…子どもの経験は、大人のそれにくらべると、ずっと鮮烈じゃないかと思うので。

どうだった?
「…うん、すごくよかった」「すごかった」
…もう少し国語能力を強化しないと、なにがよかったのかさっぱりわかりません(笑)

しかし、コンサート翌日。
子どもたちが日課の楽器練習を始めた直後、「イ・ムジチ」効果が、はっきりと表れていました!

軽やかに澄んだ音。
自然にたくさん入ったビブラート。

…残念ながら、その翌日にはまた、以前の音に戻っていましたが…完全に戻ったわけでもないみたい。

改めて考えるに、今までこの子達を、いわゆるまじめなコンサートに連れて行ったことが、ほとんどない、ってことに気が付きました。

まじめに楽器やらせてる親だったら、これぞというソリストのリサイタルや演奏会をきちんとチェックして、ちょくちょく連れて行ってるんだろうなぁ。
そういうコンサートは、私自身が退屈してしまうので、なかなか連れて行けないのです。
困ったもんだ。
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by Caroline-h | 2007-11-09 01:18 | イベント