娘が年長の時に描いてくれた私(本物より美人、ありがと☆)コーチ&子育て主婦の小さな思い。コメント・トラックバックは承認制です。リンクはご自由に。【コメント欄には"http"を記入できません】


by Caroline-h
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鉄道マニア、最高の一日

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行ってまいりました。
JR東海より7月1日デビュー、N700系新幹線の雄姿!です。



私が一番、驚いたことは、とにかく鉄道マニア、鉄道愛好家と思われる方々が、あんなにたくさん、この世にいた!ということ。
今まではそのようなことを存じ上げず、大変失礼いたしました。
これぞ「体感」だわ~。

さて。
N700系の一番列車の発車時刻は朝6時台。
うちの子たちが見に行くには、ちと早すぎる。

次は、午前11時50分発。
その次は、夕方5時台に博多から到着の便。
その次は、なんと夜9時台に出発の便。
…デビュー最初の月だからか、まだ少ししか走らないのですね。

そういうわけで、我が家はもっともお手ごろな、11時50分発を見に行きました。

東京駅・新幹線改札内に入場してみると、まだN700系が入ってくる前なのに、すでにホーム上は大混雑!
同じホームの反対側にいた新幹線だって、結構イケテル500系?だったような気がしますが、誰も見向きもしないどころか、押し合いへし合いの余波を受けて、乗客の乗り降りにも支障をきたして、駅員さんの「電車から離れてください」放送が、何度も繰り返される始末。
恐ろし~い、修羅場だ~…

お父さんが何人も、小さな子供を肩車しています。
小さな子供とつないでいた手を思わず放してしまい、前方めがけて突進しているお父さんもいます。
(そういえばN700系の出発直後、迷子の放送がありましたっけ…)
最前列には、三脚をしっかりと立てた、いかにもマニアの方たちが、何人か。
その間では、素人らしき?デジカメを握り締めたお母さんやお父さんたちが、悲鳴を上げています。
そうそう、おじいちゃんと孫、という組み合わせも、たくさん見かけました。

見たいものは皆一緒、その集中ぶり、パワーの強さといったら。

「好き」なことのためには、「ここまでやる!」
…人気奏者のリサイタルにつめかける人々の熱気と、共通するものがありました。
「好きなものがある」「愛するものがある」ということは、なんと幸せなことか。

…熱狂渦巻くホーム上は、あまりにも混雑していて、わが息子にとっては危険ですらありました。
N700系が到着してからは、混雑にいっそうの拍車がかかり、私たちは少しでも空いていそうな隣のホームへ、退却。

しかし。
隣のホームでも、見やすい場所はむろん、争奪戦!
すでに最前列は、しっかりと押さえられていました。

息子はなんとか、前から2列目までにもぐりこみ…
その間に私は、この写真を撮りました。
ギャラリーの熱狂ぶりが、少しは伝わるでしょうか…

自分で撮る!というので、携帯を渡したのですが、
予想通り、押されたり小突かれたりして、うまく撮れなかった息子。
N700系が発車して間もなく、

「撮りそこなった!!!」…と号泣しながら、私の元へ帰ってきました。

「みんな見たいと思っているから、わざとじゃなくても一生懸命やっていると、ぶつかってしまうのよ」
と説明してはみましたが…唯一の機会を失った!と信じる息子の悔し涙は、どうにも止まりません。

う~ん。仕方ないなぁ。
ホームを降りて、目に付いた「CAFE」の文字。
おおっ、これが救いの神かも知れぬ。

そこで「井泉」のカツサンド小と、なにやらおいしいキャラメルパイ?と、好物のマンゴージュースで、お昼にしよう!
…で、ようやく機嫌が直りました。ほっ。

ちなみにここは、東海道新幹線・南口改札内のCAFE CHEZ LA GARE(カフェ・シェ・ラ・ガール)。
駅のカフェといった意味(だよね)のフランス語です。
部屋ではなくて、フロアの中央、柱の陰?のようなところですが、明るくて広くて、いろいろなお店の品物が一緒に注文できて、テーブルと椅子で食事ができて。おススメですよ。



前日6月30日夕方から7月1日明け方にかけては、中央線三鷹~国分寺間の高架化工事のため、大規模な運休が予定されていました。

我が家でよく利用する武蔵小金井駅は、上り線と東京からの折り返し始発のための線路を残して、下り線が高架駅になりました。
それにあわせて、悪名高い「開かずの踏切」も、それまでの3車線から2車線に減ったため、踏切の閉まる時間が、短縮されるはず。

こんな大規模な工事が、すぐ近くで行われる、こんなチャンスはめったにない!
…見に行こう!
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夕方6時近く、武蔵小金井駅より西側へ少し行ったところ。
枕木に打ちつけ済み(!)のレールを、レール上を走るクレーン車が持ち上げて移動させていました。

こちらは、かぶりつきで見守る熱心なマニアたち?と、無関心なので読書中の娘(笑)b0009665_1353254.jpg

しかしなんで今頃、こんなものを運んでいるんだろう?
下り線の高架上にはもう、レールが敷かれているし、下に残る上り線部分のレールも、現にぶんぶん走っているぞ?

この謎の答えは、踏切の番をしていたおじさんが、教えてくれました。

b0009665_1443515.jpgこの時にはもう、電車は部分的に運休し始めていました。
線路がつなぎかえられているせいか、いつもなら自動的に動き出す警報機や遮断機が、実際の電車の動きとは無関係に、鳴ったり鳴らなかったり。
それではとても危ないので、拡声器を持った見張りの方、それ以外のロープ係の方、誘導の方たちが、どの踏切にも必ずいらっしゃいました。

だから警報機が鳴っている踏切を、こうして合法的に通行する、なんて場面もあって、ちょっとドキドキ。

とにかくその方いわく、
「高架から操車場へ降りる線路を、運んでいるんだろう。あそこに坂が見えるだろ?あの部分の線路だよ」

確かに、今まで気づかなかったスロープが。
これも夜中に大急ぎでつながなくてはいけない部分、ということのようです。
私には、よくわからないけれども…

そして、翌日。N700系デビューを東京駅まで見に行った、その帰りです。
b0009665_1524589.jpg新装成った武蔵小金井駅の下り線ホームを、颯爽と通り過ぎる「あずさ」。
…いやこれは、「かいじ」なのかしら?

こんなことではああ、息子にしかられそうです~。


実はこの日、いつものように、中央線の先頭車両に乗って、運転席の窓から前を見ようとした息子。
いつもだったら、「どうぞどうぞ」と周囲の方が自然に譲ってくださり、「すみません」と感謝しながら、窓にかぶりつきなのですが、今日は、違いました。

何人もの熱心な大人の方たちが、運転席の見える位置に、仁王立ち。
そのうち数人は、ビデオや大きなカメラを手にしています。
がんとして、誰一人として、その固い意志を漂わせぬ者はなく、どなたも一ミリも動く気配はありません。

しかもさらに驚いたこと。
この日、上りと下り両方から高架を見るために、いくつかの駅を往復して、複数の電車に乗った私たち。
その、どの電車の先頭車両も、最後尾車両も、線路の見える運転席部分は、熱心な大人の方たちによって、全部ふさがれていましたし、それ以外の部分にも、「それ」と思われる方たちを、たくさんたくさん、お見かけしました。

恐るべし、鉄道マニア。

息子は、その厳しい決意を感じたのか、はたまた先輩に敬意を表してか、あっさりと運転席を見るのをあきらめ、客席におとなしく座って、窓からの景色をながめることで満足していました。
まるで、駆け出しの鉄道好きであることを恥じている、とでもいうような、とてもおとなしい態度。

同好の士とは、このように合い通じるものなのか…何も知らなかった私は、このように感じ入ったのでありました。

もちろん、うちと同じような子供たちとその保護者たち、という組み合わせとも、たくさん遭遇しました。
おたがい、よくがんばりましたよね。お疲れさまでした…


息子 「今日は、鉄道マニア、最高の1日だったね!」

よかった。その一言で、報われました。
願わくは、一生の思い出になりますように。


詳しくは、こちらをどうぞ:
 新しい新幹線N700系スペシャルサイト
 CAFE CHEZ LA GARE
 中央線高架化工事の記録
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by caroline-h | 2007-07-03 00:57 | お出かけ