娘が年長の時に描いてくれた私(本物より美人、ありがと☆)コーチ&子育て主婦の小さな思い。コメント・トラックバックは承認制です。リンクはご自由に。【コメント欄には"http"を記入できません】


by Caroline-h
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練習と本番…PRコンサートにて

b0009665_0452346.jpg5年間?使ってきた、この1/8のチェロとも、もうすぐお別れです。
この楽器での、最後の本番でした。
明らかにもう、小さすぎる楽器なのですが、息子には練習を始めた時からの、長年の愛着があって、感慨深く、離れがたい思いもあったよう。
「最後」と聞かされて、涙ぐんだりしていました。

こないだの日曜、支部(ヴァイオリン・ピアノ・チェロ・フルート)のPRコンサートで、うちの子たちも演奏させていただいてきました。

誰でも弾かせていただけるというわけではなく、かと言って、実力というわけでもなく。
お客さんに訴える効果的な年齢とか、相性とか性格とか運とか、…とにかくPRができればいいので、楽しそうにそこそこまともに演奏できれば、いいんだろうな。そう、思ったりしていますが…それはさておき。



b0009665_051270.jpg運よく演奏させていただけるのは、確かに、ありがたい。
うちの子たちは、人前で演奏するのが、大好きですから。
私の「そう思えたらよかったのに」という思いが、そういう方向へ仕向けた。確かにそうです。

だけど、ヴァイオリンはいいんですよ、ヴァイオリンは。
少しぐらい間違ったって、わかりゃしませんから。
もちろん、「間違った」ことは、お客様には聞こえちゃいますが、「誰が」「どのように」間違ったか、「正確なところは」わからない。
しかも娘にしたら、何年も前にやって、その後も何度か演奏している、お得意?の曲ばかり。
だから、今回のために見てあげることは、一切しませんでした。

問題は、「どソロ」で「現在、四苦八苦している曲」を弾くことになった、息子のほう。
…はー。ため息が出ました。
なんで、この曲を弾かせなくちゃいけないのかしらん。

できてない曲を人に聞かせる、なら、それなりに理由がないと、ちょっと許せない。
学生時代、友人たちのコンサートにばかり行っていたのは、「お金払って、時間をやりくりして、わざわざ遠いところを電車に乗って、演奏を聞いたらがっかり…というのが嫌。だけど、友人だったら、どんな演奏でもうれしいし、顔が見たいし、会いたい」からでした。

スズキメソードだけではないのでしょうが、先生の指示に従って、1曲ずつ練習して、「はい、いいよ。次の曲、練習してきてね」となるポイントはいつも、私が思ってる、曲が仕上がるずっと前の時点です。
だから、「以前の曲を忘れないように、復習してね」…当たり前だ!と言いたくなっちゃう。
だって、全然仕上がってないんだも~ん。
だから、発表会やコンサートで弾く曲になると、普段よりずいぶん余計に練習しないと、間に合わない。
「発表会の練習」が急に苦しくなるわけで、これじゃあ、いやんなっちゃうじゃん。
…と思っていました。
子供の頃、いつもの練習のままで、発表会に出るのが「普通」だったんだもん。
逆に言えば、「普段の練習が、厳しかった」のですね。

ところが、「そう考える私が、もしかして違うのかしらん?」と思うような出来事に、最近、いくつか遭遇しました。

発表会で、どういう曲なのか、覚えてない曲を弾いた人。途中で、行方不明になる。
何度も弾きなおし、舞台上でおさらいをしている人。
楽譜どおりのリズムやテンポで、全く弾けていない人。つまり、一定でないテンポだったり、音符どおりの音を出せなかったりする人。中村紘子が著書でいわく、「でたらめ」…というような弾き方。「原曲の残骸」といった趣。
…「発表会」って、これはなんのためにやってるのだろう。お客さんは、どうすればいいのかしらん。…喜んで拍手する、っていうのは、どうも違うような。じゃあ、どうすれば???

別のところでは、「発表会やコンクール=人前で弾く」ために練習しなくちゃ!と思うと、モチベーションが上がって、集中できて、いい結果=上達する、という話を聞きました。
…なるほどー。それは、分からんでもない。

今回の息子は、きっとそれだな。

…なので、もーがんばって、親も見てあげました。
浜松の実家でも弾いてた、バッハのチェロソナタより、「アレグロ・モデラート」抜粋。
いつもなら、多少リズムが転んでても、音程が怪しくても、「合格」となるはずなので、
息子は「なんでこんな細かいことまで、言われなくちゃいけないんだ?」と涙しながら?練習しました。
ほんとに細かく、曲の最後の弓の放し方、まで…

でもね。人前で弾く、ってことは、そこまでしたほうが、ちゃんと伝わるんだよね。
いつもの「トイレの中で、ひとりぼっちで弾きたいんじゃないでしょ?」って、そういうこと。

で、本番。

今までで一番、上手に感動的に弾けました。あっぱれ!
正直、あんなにうまく弾けるとは、思わなかった。
わが子ながら、「そんなに音を愛でるような感情をこめて、この子が弾けるのか?」と思った。
…そういう思いも含めて(笑)、親にはかえって本当のものが、見えにくいのかもしれませんね。

ひとつ、大事なことを思い出しました。
「普段の練習が厳しい」おかげで、「練習が大嫌い」「人前で弾くのも大嫌い」になったんでした!
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by caroline-h | 2007-02-21 00:56 | 子ども