娘が年長の時に描いてくれた私(本物より美人、ありがと☆)コーチ&子育て主婦の小さな思い。コメント・トラックバックは承認制です。リンクはご自由に。【コメント欄には"http"を記入できません】
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N響ほっとコンサート~オーケストラからの贈りもの~

渋谷の街角。
喧騒は相変わらず。

おいしいコンサートに行ってきました。

松本行きの疲れもまだ取れていないのに、昨日、新聞で見つけたコンサート。
(詳しくはThunderさんのブログをご覧ください)

なんと、須川さんがN響と共演。ファミリー向けコンサート。場所は渋谷。
一部では、弦抜きのN響メンバーが、吹奏楽。
二部以降では、弦楽で子どもたちの好きな、松本では2、3楽章を聞いたばかりの、アイネクライネの1楽章。オーケストラでは、「ローマの松」。

…これらが全部、いっぺんに聞けるなんて!
いくら疲れていても、こんなチャンスは逃せないわ。

「たまには須川さんのコンサートに行きたいなぁ」と思いつつ、いつもは「子どもたちには関心のないサックスだし、曲目が子どもたちにはマニアックかつ長すぎて、息子がぼりぼり全身掻き出すのをはらはらしながら聞くのは、ヤダなぁ~…」と、あきらめていたのです。

当日券が2時から販売、というので、執念の塊になった私は、家族より一足先に家を出て、「めったに聞かないのだから」と、残りわずかの券のうち、2階のS席4枚をゲットしました。
それにしたってファミリー向けの特別公演だから、定期演奏会よりは、ずーっと安いんだもん。

3時からは、ロビーで管楽器体験コーナー。
子どもたちは、サックス=家にあるから珍しくない、他の楽器=興味ない、といった様子で、少々がっかり。
まだ、音楽全般に興味がある、とまではいかないんですね。

有名人・オーボエの茂木さんの眼光は鋭く、存在感抜群。
一瞬目が合って、その視線の強さに思わずぎくりとしました。
あはは。別に悪いことしてませんから。

お元気そうなThunderさんを見つけて、ごあいさつ。
もう何年ぶりかしら。
こういうところには必ずいらっしゃいますから、こちらも安心です。
>以下私信。
今日は川口で、須川さん門下の発表会でしたね。無事に終わりましたか?

舞台上では開演直前、オーボエの茂木さんが、1人でなにやら熱心に音だしなさっていたのが、印象的でした。

4時開演。
舞台上に出てきたのは、管楽器と打楽器のみ。
クラリネットの方が、コンサートマスター席にいる。吹奏楽なら、当たり前だけど。
ひな壇の下まで、管楽器だらけ。当たり前だけど。

アナウンサーは黒崎めぐみさん。
姿勢と歩き方の美しさに、ほれぼれする。(顔は遠くてよくわからない)
しかも、長~いせりふ(曲目紹介、複数の奏者の名前など)はすべて、暗記なさっている。
プロはやっぱり、すごいな~。

スーザのマーチ「海を越えた握手」
…随所にタメのある、非常に珍しい演奏。
こここれは、いったいなんだ?と思いつつ、中間部のトリオを聴いて、いつだったか、休日朝の「今日のレースです」のBGMだったことに気づく。
さすがに音がすばらしく、聞きほれる。

A.リード「アルメニアン・ダンス」パート1
吹奏楽では非常に有名な、人気曲。
リードはつい最近亡くなったけれど、アメリカ人らしい明快なメロディとハーモニー、リズムを持つ分かりやすい曲を量産した稀有な方で、日本では大変に人気がある。
コンクールなど数えるほどしか聞いたことのない私でも、この曲は何度か聞いたことがある。
きっと、友人たちのコンサートで、何度も演奏されていたのだろう。
しかし演奏は、今までのどんなものとも違う。
決してつぶれないデリケートな音色、各ソロが大人の演奏で、ハーモニーも素晴らしい。
安心して聞ける。こういう演奏が聞きたかったのだ。

続いて、須川さんのソロ。
ピアソラ「オブリギョン」&「リベルタンゴ」
…をを、啼鵬(ていほう)さん編曲じゃないの。
タンゴなのに?打楽器使わないのね。
よくわからないけど、タンゴって、思ったよりソフトな音楽だったのかしら。
須川さんはまた久しぶりに聞いたけれど、ピアニシモで長く伸ばすところを、ほとんど息だけのように吹いていたのが、私には新しい須川さんだった。

ディケリ「アン・アメリカン・エレジー」
初めて聞く名前と曲名。
1999年のコロンバイン高校銃乱射事件の後に、作られたもの。
やはり、ピアニシモが美しい。

ここで、1部終了。…と思ったら、なんと、アンコールが。

スーザ「星条旗よ永遠なれ」!
吹奏楽で最後に盛り上がろうと思ったら、これしかない。

それにしても終わってみたら、オールアメリカ大陸プログラム。
ホルストとか、ヴォーン・ウィリアムスとかも、私は好きなのだけど、そういう感じの曲だったら普段オーケストラでやってるから、わざわざここでやる必要ないのかな。
なにせ、「吹奏楽経験のある方?」と聞かれて、管楽器セクションの方たちほとんど全員!が手を上げた。
これには場内、どよめきました。
日本のオーケストラ業界は、吹奏楽業界に感謝しなくてはなりませんね。

そして私は不覚にも、涙がこみ上げてきてしまいました。…

デビュー前の無名の須川さんに対する、周囲の冷たい雰囲気。
…無名だから当たり前なんだけど、でも私にとっては「すごい先輩」の須川さんであって、わざわざ大学まで来ていただいて、残り5分しか時間がないなんて、申し訳なくて仕方なかった。

デビューリサイタルのポスターを大学構内に掲示した時も、それを見た同級生が、
「顔がでかすぎるよ、あれ」(笑)
…今に見ていろ~!と何度思ったことか。

それからそれから…実は今までに私が聞いたことのある、プロの吹奏楽の演奏は、この日を含めて2つか3つしかありません。

前回は、オーストリア・ザルツブルクの、忘れもしない「コングレスハウス」というところで、須川さんが今もコンサートマスターをつとめる、佼成ウィンドオーケストラ(W.O.)の演奏。
指揮は、常任指揮者だったアメリカ人のフレデリック・フェネル。
佼成W.O.初の、海外公演でした。

…これは長くなるから、別エントリーにして。

休憩20分の間には、大急ぎで子どもたちを引きつれて、楽屋の須川さんにご挨拶してきました。
「もうこんなに大きくなったんだ~!」と、子どもたちにまで握手してくださった。
…娘談「やさしそうな人だった」
あわてていて名乗らなかったけれど、須川さん私が誰だか、お分かりだったのかしらん?…後になって不安になってきた(笑)

2部は、1部出演者がほとんどいなくなってしまい、弦楽器だけのステージ。

モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」1楽章。
バーバー「弦楽のためのアダージョ」。

1部で「吹奏楽経験者は手を上げて」と言われて、場内予想外に多くの手が挙がっただけあって…目に見えて聴衆の集中力が落ちてて(笑)少々、残念。
弦の響きの美しさに、息をのみました。フォルテも、ピアニシモも。
子どもが弦楽器やっているので、弾いてる格好も気になってしまいます。
なんて軽々と弾いてるんでしょう。プロだもの、失礼ですね。
それにしても、弦楽合奏はアンコールなしでした。けち~!

つづいて3部は、オーケストラ・フルメンバーで。

レスピーギ「ローマの松」
…これって、吹奏楽でよくやるよね。
今日はやっぱり、吹奏楽の方たち用プログラムだったのか?

しかし子どもたちは、この曲がいちばん気に入ったようでした。
(…すかさず明けて今日、家でパパのCDコレクションを無断であさり、子どもたちに聞かせたのであった。演奏はデュトワ・モントリオール。若い!)

…はっきり言って、土曜日仕事だったパパ含め、一家全員、バテバテでした。
でも、行ってよかった。それだけは、断言できます。
特に私。
美しい弦楽器はもちろんですが、スズキではめったに聞けない管楽器「群」の響きに飢えていたので、本当に満足しました。

次は、ビッグバンド聞きたいな♪<調子よすぎです。
Tags: 
by caroline-h | 2006-08-08 00:15 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
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Commented by うらん at 2006-08-08 20:15 x
おお~♪アルメニアン・ダンス パート1
なんて懐かしい曲名でしょう。
思い出がどどどーっと通り過ぎてゆきました。
吹奏楽部だった元、乙女(*^^*)v
Commented by Thunder at 2006-08-08 20:35 x
詳しくはThunderさんのブログを...って、こちらの方がよっぽど詳しいじゃないですか(笑)
楽しいコンサートでしたね。1回きりのイヴェントというのが勿体ないです。普通の吹奏楽の世界では絶対聞けない音でしたから。
ちなみに練習は、半日のリハーサルが2回だったそうです。たったそんだけの練習でどうしてあそこまでまとまるんだろう。
Commented by caroline-h at 2006-08-10 01:44
>うらんさん、
今でも乙女、じゃないの~♪
やったこと、おありなんですね…。
私は聴く一方ですが、曲自体にいろんな魅力があって、飽きないです。
やったらもっと面白いんだろうな。
Commented by caroline-h at 2006-08-10 02:08
>Thunderさん、
だから~、私は須川さんと茂木さん以外、全然わからないんだってばー。…しかし3階席からあんなに分かるあなたは何者?っていうか、すごいわ。
こっちは肝心の指揮者、書き忘れてるし。
聴いてる量と質が、ダントツに違います。
この頃は、年に1回聴けば良いほうです…。

でね。最近は奏者じゃなくて聴衆側の私だから、そう思い込むのかもしれませんが…
普通のオケのレパートリーと比べると、あのプログラムは譜読みも合わせも決して難しくない、むしろ易しいかな?…と思ったりする。
そしたら、アレぐらいの仕上がりは、ましてN響ならば当然、と言ったら失礼かしら?…
プロの吹奏楽団がまだまだ少なくて(今いくつだろ?)、演奏を聴く機会も少なくて、レベルも…ということなのかもしれない、と勝手に考えています。
狭き門だけど、オケでしかできない魅力的な曲も多いから、そういう人はやっぱりオケに流れていくのかしら。

…虐げられた?プロ管楽器奏者を集めて、こういうの定例化しちゃえばどうかしら?サイトウ・キネンみたいに。そしたらもう少しプログラムも落ち着くし(笑)お客さんも集まると思うけど。
Commented by バリ at 2006-08-12 03:44 x
ばてばてでPCを開くことすらしていませんでしたのでおひさです。

オケと吹奏楽の打楽器を同時にしていた高校時代、
求められるものが違うのが楽しく面白くいました。
打楽器でもオケだとメロディーを求められ、
吹奏楽だと立てのリズムの重視って感じでした。

なつかしいことを思い出しました
Commented by caroline-h at 2006-08-13 01:14
>バリさん、
こちらもバテバテですが、親きょうだいがここを見ているので、なにか書けば、とりあえずは近況報告になるんですよ…(笑)

ふむ。面白いですね。
オケを実際に経験してないのに、私もあんまり偉そうに言っちゃいけないですね。ってもう言ってますが…。
歴史的・社会的な背景もあるのでしょうか。
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